イルドフランス地域圏議長、ジュペ候補支持を表明

仏では11月3日、中道右派陣営の大統領候補を選ぶ予備選の枠内で候補者間のテレビ討論が行われるが、これを控えて、イルドフランス地域圏のペクレス議長は、2日付けの仏日刊紙ルフィガロ紙上で、現在最有力視されているジュペ候補(元首相)への支持を打ち出した。ペクレス議長がどの候補者を支持するかは、選挙戦の行方に大きな影響を与えるとして注目されていた。議長は、同じく大統領予備選に立候補しているサルコジ前大統領政権下で閣僚を務めただけに、劣勢の前大統領にとっては新たな打撃となった。
ペクレス議長は、「ジュペ元首相は、改革を実現し、国の威信を回復させる強い大統領になるだろう」と述べ、ジュペ元首相が現状維持に腐心しているという前大統領支持派の主張に異議を唱えた。
議長は、ジュペ元首相支持の見返りは求めないと言明、ジュペ元首相が大統領に当選した暁に重要ポストを求める意向はないと明らかにした。ちなみにジュペ首相に近いラファラン元首相は、ペクレス議長には首相の器があると発言していた。
他方、サルコジ前大統領支持派は、前回の大統領選決選投票でオランド大統領支持を打ち出した中道のバイルーModem党首が、今回の予備選でジュペ元首相を支持していることを批判しているが、ペクレス議長はこれに関して、イルドフランス地域圏では、中道との選挙協力により改革が滞っていることはないと指摘、前大統領支持派に反駁した。