野外フェス「Rock en Seine 」、多彩なプログラムが好評

パリの夏を締めくくる野外フェス「Rock en Seine」は毎年8月の最後の週末に開催される。豪華なキャストがラインナップされ、12万人を集客するフランスでも最大級のロック野外フェスだ。第14回の開催となった今年は、年頭に亡くなったデヴィッド・ボウイへのオマージュの意味を込めて「Let’s Danse !」をテーマに8月26日〜28日に開催された。昨年から続くテロ事件への不安感や、この時期のパリにしては珍しい連日気温35度越えの酷暑が続いたせいか、観客動員数は合計11万人(うち海外からは1〜1.5万人)と例年に比べると多少少なかったものの、ヒップホップからエレクトロなど幅広いプログラムで観客を楽しませた。
エレクトリックなパフォーマンスで初日のラストを飾ったラスト・シャドウ・パペッツ(The Last Shadow Puppets)、完璧に制御されたセノグラフィーで会場を神秘なエネルギーに包んだシガー・ロス(Sigur Ros)、圧倒的な存在感を示したマッシブ・アタック(Massive Attack)、カルフォルニアの優しい風を吹き込んだエドワード・シャープ&ザ・マグネティック・ゼロズ(Edward Shape and the Magnetic Zeros)などに続き、最終日にはイギー・ポップが登場して大御所の存在感を示した。自国フランス出身のグループ、グラン・ブラン(Grand Blanc)やラ・ファム(La Femme)、マエストロ(Maestro)など 、エレクトロポップの新世代の勢いが特に目立ったのも今年のカラーだろう。