株式市場、英国のEU離脱投票の影響を吸収

世界の株式市場は8月15日までに、英国の欧州連合(EU)離脱投票後の株価急落を克服した。欧州諸国の市場の代表的指標であるユーロストックス50とストックス・ヨーロッパ600はいずれも12日までに、離脱投票が行われた6月23日の水準に復帰。パリ株式市場CAC40指数も、離脱投票直後には10.8%の大幅下落を記録したが、15日終値ではそれから13%の上昇を記録し、投票直前を上回る水準に戻した。
7月13日の時点でメイ新内閣が発足し、不透明感が払拭されたことに加えて、イングランド銀行(英中銀)が利下げに踏み切ったり、欧州中銀(ECB)が量的緩和の対象拡大を決めるなど、積極的に支援の姿勢を打ち出したことが背景にある。投票直後の反応は、予想外の結果だっただけに過剰なもので、市場が冷静さを取り戻したと考えることもできる。ただ、現在の株価の水準が正当化されるには、企業の7-12月期業績で利益が拡大する必要があるという見方もあり、今後の推移は予断を許さない。