アリアンツ、仏市場で運転支援システム搭載車向け保険を発売

独保険大手アリアンツのフランス子会社アリアンツ・フランスはこのほど、運転支援システムを搭載した自動車を対象にした自動車保険の新商品の販売を開始した。フランスでこの種の商品が販売されるのはこれが初めて。自動運転車の普及に備えて、一番乗りをして足場を固めるのが狙い。
この商品は、車間距離維持システム(ACC)、衝突被害軽減ブレーキ、自動運転駐車システムのうち1つ以上が搭載されている自動車が対象となる。保険料は最大で20%安い。去る5月に代理店網を通じて、特別な広告キャンペーンはせずに販売を開始。今週からインターネット上でも販売を始めた。これまでに2000件の契約を獲得している。
アリアンツ・フランスによると、今のところ、対象となる自動車は1万5000台から3万台程度で、新車では3-4%を占めるのみだが、今後に大きな増加が見込める。同社によると、フランスでは、市街地内で時速50㎞未満の速度での走行時に発生する事故が特に多く、例えば衝突被害軽減ブレーキにより、被害を3割から8割ほど減らすことができるという。同社としては、運転支援システム搭載車の契約を取り込み、データとノウハウを蓄積しておけば、自動運転車が普及期を迎えた時に経験が生きるという期待もある。