キャンプ場の人気高まる

キャンプ場の人気が高まっている。業界統計によると、2015年の市場規模は延べ1億1300万泊となり、前年比で3.5%増を記録。売上高は24億ユーロに上った。経済危機の影響が長引く中で、従来型のホテルの利用は減少が続いているが、キャンプ場は割安感が手伝い、利用が拡大している。料金の相場は、自らテントを張る場合は2人で15ユーロ、トレーラーハウス型の宿泊施設を借りる場合は66ユーロ程度と、通常のホテルより安い。その一方で、都市化や、このところ一部の地域で目立っている洪水被害の影響から、キャンプ場の数は減少する傾向にあり、現在は全国に8250ヵ所と、2000年の9000ヵ所超から減っている。需要の拡大と供給の減少を背景に、キャンプ場への投資はこのところちょっとしたブームになっている。キャンプ場の購入者は、8割が脱サラ組で、15%は会社経営者、5%が業界の業者となっているが、キャンプ場経営のサンダヤ(合計11ヵ所)がマネジメントバイアウトの対象となるなど、投資ファンドが業界に関心を示していることをうかがわせる案件も増えてきている。こうした動きは、キャンプ場の高級化とも連動しており、稼働率が高め(「5つ星キャンプ場」の場合は52%)で、投資回収もそれだけ容易な高級施設を整備する動きが広がっている。