ロカール元首相が死去

ミシェル・ロカール元首相(社会党)が2日、入院先のパリ市内の病院で死去した。85才だった。
ロカール氏は1930年生まれ。左派勢力内の現実派・改革派の源流に位置する政治家として、左右の両陣営から一目を置かれる存在だった。左派勢力内では1970年代から「第2の左派」を率いて、後に大統領となるフランソワ・ミッテランの主流派と対立することが多かった。1981年のミッテラン政権下では閣僚などを歴任、1988年に始まったミッテラン大統領の第2期においては首相に起用され、大統領との対立も目立つ中で、生活保障手当てRMIの導入、社会保障会計の財源となる目的税CSGの導入、ニューカレドニア独立問題の平和的解決をもたらした合意の成立など、持ち前の現実路線・改革路線に即した成果を達成した。1991年に解任された後は、社会党第1書記や欧州議員などを歴任し、1995年の大統領選には悲願の出馬を阻まれたものの、政界でその発言が重きをなす政治家として存在感を放ち続けていた。ロカール派を出発点としたバルス現首相をはじめ、ロカール氏の影響を受けた政治家も多い。
7日には、パリ・アンバリッドでオランド大統領により告別式が挙行される。