議員定数削減:下院が近く削減案を審議へ

下院小委員会は19日、議員定数の削減案の審議を開始する。下院議員数は現在の577人から404人へと3割削減される。議員らの抵抗も予想される。
総選挙は現在、全面的に小選挙区制により実施されているが、今回の改正においては、議員数の削減に加えて、比例代表制の導入もなされる。全体の15%の議席が比例代表制により選ばれることになる。これにより、小選挙区はさらに数が減るため、区割り改正は極めて難しくなる。特に、上院で過半数を保有する保守勢力の要求により、政府は各県(本土に約100県)から1人は下院・上院議員を選出すると約束しており、これだと一段と選挙区削減の自由度は制限される。1票の重みも大きく拡大するものと予想され、例えば、人口が少ないロゼール県では1議員につき7万6000人、パリ西郊のオードセーヌ県では30万人近くとなり、憲法評議会が違憲認定する可能性もある。
議員がこのような大幅な削減に応じるかも争点で、特に、議員数が多い与党LREMの所属議員の反応が鍵を握ることになる。ただ、今までのところ、LREMの議員らは削減に大きく動揺していない。これは、マクロン旋風に乗って当選したLREM議員の中には、もともと政治家として名を成すことを望まず、1期を終えたら普通の市民に戻るつもりの人が多いことに由来していると考えられる。