地方美術館への美術品貸与、450点のリストが公表に

文化省は11日、地方の美術館に貸与される美術品リストを公表した。国立の美術館等29機関が合計で450点の美術品の貸与に応じる。
文化に直接に接する機会に乏しい地方の人々に、優れた美術品を見る機会を提供するという趣旨で、今回のリストは作成された。ニセン文化相は当初、モナリザのような代表的な作品の地方巡回展を開くと説明していたが、モナリザのように脆弱な作品を移動するべきではないとする意見が多く寄せられ、最終的に発表されたリストには、モナリザはもちろん、格別に有名な作品は入っていない。
構想によれば、人口1万人につき文化施設が1ヵ所に満たない地区を念頭に、近隣の文化施設からの請求を受けてリスト中の作品の貸与を認めるという計画で、輸送費用は国が設定した「身近な文化」予算(650万ユーロ)から一部負担される。また、貸与先の施設は、所定の安全基準に合致していることを要する。リストには、人類の文化的営為を代表する、様々な時代の様々な地方の作品が集められており、ルーブル美術館からのものが46点と最も多い。うち、ゴヤの「扇を持った女性」(ルーブル美術館蔵)については、アジャン美術館への貸与が既に決定している。