カルフール、グーグルと提携

仏食品小売大手カルフールは11日、米グーグルとの提携を発表した。AI(人工知能)技術の開発で協力し、グーグル・アシスタントを通じた注文サービスなどを開始する。
両社はパリに共同でイノベーションセンターを開き、カルフール向けの技術を共同で開発する。年内には、グーグルの各種プラットフォームを通じたカルフールの非食料品の取り扱いを開始。次いで、2019年初頭からは、グーグル・アシスタントを搭載した各種端末(グーグル・ホーム含む)を利用した食料品の注文も可能になる。顧客は注文した商品を店舗に取りに行くか、配達させる。なお、カルフールは、配達のエリア拡大や注文品の受け取りをしやすくする(小型店舗でも受け取り可能に)取り組みを別途進めている。
カルフールのボンパールCEOは、デジタル事業の強化を戦略課題に掲げており、仏国内では2022年までにEコマース市場で20%のシェア獲得(売上高50億ユーロ)を目標に掲げている。グーグルとの提携はその実現に向けた重要な一歩となる。グーグルも、食料品販売分野での事業展開はこれが世界でも初めてで、一つの転機となる。この提携により生じるデータは両社が共同で利用するが、カルフールによれば、所有権はカルフールに帰属するという。