EUの偽造品市場、年間600億ユーロの規模に

欧州知的財産庁(EUIPO)が6日に発表した集計によると、欧州連合(EU)において偽造品・海賊版により年間に生じている収入欠損は600億ユーロに上る。この数字は、衣料、玩具、医薬品、化粧品、酒類など、13の経済部門における収入欠損で、これらの経済部門の年間販売の7.5%に相当する。雇用数にすると43万4000人の直接雇用の創出が阻まれている計算になる。フランスに限ると、収入欠損は68億ユーロに上る(収入全体の5.8%に相当)。
偽造品・海賊版の流通は、電子商取引の成長と共に大きく拡大した。製品も、かつては高級ブランド品が中心だったが、現在では、医薬品、電子製品、化粧品、日用品、自動車の交換部品、玩具、さらには電子部品やベアリングなど幅広い種類に上っている。EUの輸入品の5%が偽造品・海賊版と見られており、主に、アジアから近隣諸国(アルバニア、ウクライナ、モロッコ、エジプトなど)にまず輸入され、次いで小口に分けて最終消費者に発送されるという形が増えているという。