パリ地検、ダルマナン予算相に関する予備捜査を打ち切り

パリ地検は16日までに、ダルマナン予算相を対象に進めていた予備捜査を打ち切った。地検は去る2月に、トゥルコワン市(北部地方)に住む女性の訴えを受けて、予算相を対象とする予備捜査を開始。この女性は、2014年から2017年までトゥルコワン市市長を務めていたダルマナン氏から、住居と職業の斡旋の交換条件として性的関係を強要されたと主張、地検は「弱者に対する濫用行為」の疑いで捜査を開始し、ダルマナン氏の事情聴取も行ったが、容疑事実を裏付けることができなかったとして、捜査を打ち切ることを決めた。
予算相はもう一件、別の女性による訴え(2009年に強姦の被害を受けたと主張)の対象となっているが、こちらの女性は、2度に渡り訴えを行い、パリ地検は2度とも予備捜査の末に立件を見送っている。女性は捜査打ち切りを不服として3回目の提訴を行っている。
ダルマナン予算相は35才、保守野党の共和党所属から、マクロン政権に合流し、予算相の要職に就いた。今回の捜査打ち切りの決定について、予算相は、違法行為が一切なかったことが証明され、告発にはまったく根拠がないことが明らかになったとコメント。予算相は提訴した2人の女性を相手取り、中傷の疑いで告訴を行っている。