14日の仏国鉄スト、大混乱の見込み

政府が進める鉄道改革に反対する仏国鉄SNCFの労組は、13日に続き、14日もストを実施している。14日を特に「鉄道員ゼロの日」と称して、スト参加に大動員をかけている。仏国鉄は14日の列車の運行について「ダイヤの大幅な乱れ」を認め、パリ首都圏の郊外列車、地方ローカル線(TER)、高速鉄道(TGV)では3本に1本、アンテルシテ(在来特急)では5本に1本の運行を予測。スト参加率は4月3日の33.9%が5月9日には14.5%へまで低下しており、労組では14日の大動員でストのマンネリ化に歯止めをかけることを狙っている。
フィリップ首相は国鉄労組との7日の協議で、大幅な譲歩はしなかったが、5月末に予定される上院での鉄道改革法案の審議にあわせて、労組側の意向を組んで修正に応じる姿勢を表明していた。ボルヌ運輸相が11日に開いた労組との会合には、改革派労組のCFDTとUNSAが参加したのみで、仏国鉄の最大労組のCGTとSUD-RAILは参加を拒否した。
また14日から労組連合が仏国鉄の全職員を対象に、国鉄改革に関する政府との合意に賛成か反対かを問う投票を開始する(投票締め切りは21日)。しかしペピCEOは「鉄道改革はSNCFだけの問題ではなく、国民全員に関わる問題」だとし、投票結果の正統性を認めないとの見解をすでに表明している。なお次回の鉄道ストは18、19日の予定。