マクロン大統領の支持率、5月にわずかな上昇

レゼコー紙などの依頼でElabeが毎月実施している世論調査によると、マクロン大統領の支持率は5月に41%となり、前月から2ポイント上昇した。大統領はこの1ヵ月間でテレビインタビュー2件に応じており、また、米国公式訪問をはじめとする外交上の見せ場もあり、これらが、ストなどの逆風の中でも支持率をわずかに回復させる要因になった。フィリップ首相の支持率も2ポイント上昇の37%となった。
マクロン大統領は1年前に就任したが、就任直後の支持率は45%で、それ以来、支持率は大局的に安定して推移している。前任者のオランド大統領は、就任から1年間で支持率が28ポイント低下の31%まで低下しており、それと比べると大崩れはしていない。ただ、マクロン大統領の場合は、「支持しない」と答えた人が全体の53%に上っており、支持と不支持が二つに大きく分かれるという状況が見受けられる。5月には、前月に大きく後退していた年金受給者と民衆層における支持がやや回復。また、大統領選でフィヨン元首相(共和党)を支持した層における支持率が51%と、初めて過半数を超えた。半面、社会党の支持層における支持率は45%と低迷している。保守層における支持率の上昇は、鉄道ストに対して譲歩しない姿勢を示していることなどが材料になっていると考えられる。マクロン大統領を支持しない人々は、逆に、大統領が聞く耳を持たず、対話に応じないと批判している。