独仏伊、テレビドラマ共同制作で協力

仏リール市で開催中のテレビドラマ・フェスティバル「セリー・マニア」の機会に、独仏伊の3ヵ国の公共放送部門は、大予算のテレビドラマの共同制作計画を発表した。協力組織「アライアンス」を結成し、案件ごとに柔軟な協力を進める計画。
アライアンスに参加するのは、フランス・テレビジョンと独ZDF、伊RAIの3社。3社はまず、レオナルド・ダビンチの没後500周年となる2019年に放送する目的で、全8回・52分のドラマを共同出資で制作する。Lux Vide社とBeta Film社の共同制作となり、予算は1時間当たりで250万-350万ユーロに上る。このほか、仏伊共同で、「ミラージュ」(ドバイで2019年初頭に撮影予定)と「エターナル・シティ」(1960年代のローマがテーマ)の2本のドラマシリーズを制作することが決まっている(予算は1回につき200万ユーロ前後)。
3社は、ネットフリックスのようなSVOD大手に対抗して、集客力のある欧州のコンテンツを制作することを目指して今回の協業を決めた。アライアンスは、民間の制作会社のプロジェクトを審査し、投資を決めるという形で運営され、開かれた提携の組織として、スペイン(RTVE)、ベルギー(RTBF、VRT)、スイス(RTS)、英国(BBC)などとの協力も視野に収める。また、欧州諸国の協力によりコンテンツ配信のプラットフォームを立ち上げる計画も進められており、フランス・テレビジョンでは年内の具体化を期待している。