メーデーのデモ、労組の大同団結は実現せず

5月1日のメーデーには労組主催の恒例のデモが行われる。今年は鉄道ストが続く中での開催となるが、労組間の大同団結はなく、抵抗派と改革派がそれぞれ別に集会を主催する形になる。抵抗派のCGTは、FSUとソリデールの各労組、そしてUNEF(学生団体)と共にパリなどでデモを行う。労組FOのパバジョー新書記長は、地方ごとに地元の支部に決定を委ねることを決めており、パリではFOもCGTのデモに参加する。パバジョー書記長本人は参加しない旨を明らかにしている。FOは抵抗派と改革派の両勢力を組合内に抱えており、新書記長は抵抗派の支持を得て選出されたが、改革派への配慮もあって、微妙な立ち回り方となっている。他方、改革派のCFDTは労組UNSAと共に、対話と交渉の重要性を強調する内容の映画の映写会をパリで開く。これにはCFDTのベルジェ書記長が出席、キリスト教系労組のCFTCもこれに合流することになっている。
続いて3日(木)と4日(金)には鉄道ストとエールフランスのストが同時に行われる。国鉄SNCFのストは、4月初頭に断続的な形で始まったが、参加率は低下傾向をたどっている。ただ、SNCFの主要4労組(CGT、SUD、CFDT、UNSA)は、抵抗派・改革派ともスト継続で一致しており、特に3日には、フィリップ首相との会合を前に圧力を行使する目的で、特に大規模なストにするべく画策している。