リキッド・エクスタシーのGHB、危険な流行

パリ警察は4月16日、衛生当局及びクラブの経営者を集めて、リキッド・エクスタシーとして知られるGHBに関する会合を開いた。OFDT(麻薬と麻薬中毒の仏観測機関)は、GHBの服用が広がりつつあることへの警告を発した。特に17-25才の若者が、陶酔感を求めて乱用するケースが増えており、パリでは昨年12月からで8人以上の被害が記録される。GHBはGBLやBDなどの物質が体内で転換したもので、デートレイプ・ドラッグとしても知られている。GHBは睡眠障害の治療や麻酔薬として医療目的で使われているが、GBLは産業用有機溶剤で、個人向け販売は禁止されているがネットでの入手が容易で、1リットル80-150ユーロ(500-800回の使用可能)で購入できる。
GHBは1990年代半ばには同性愛者の間で使用されていたが、最近ではクラブでの使用が目立つ。パリだけではなく、リヨン、ボルドーでも流行っているという。GHBは無味無臭の透明の液体で、アルコールに混ぜて用いられ、服用量に応じて開放感を味わえたり幻覚などを起こすが、大量服用の場合には意識不明となるリスクがある。