ブルターニュ地方でワイン醸造

ブルターニュ地方でワイン醸造が拡大する兆しを見せている。温暖化が背景にある。
フランスでは、中世期まではワインの生産は全国的に行われていたが、輸送手段の発達と、中世期に平均気温が低下した影響で、品質の低いワインを生産する意義が薄れ、北半分の地方ではワインの生産がほぼ駆逐された。近年では、減反政策との絡みでワイン用のブドウ栽培の地理的規制が敷かれ、産地の限定が定着していた。2016年に産地限定の規制が緩和され、毎年1%の拡張が認められることになり、中世期以降はリンゴ酒の生産に特化したブルターニュ地方でも、ワイン醸造に乗り出す動きが増えている。温暖化で気温が上昇すれば、例えばレンヌ市周辺などは2100年には現在のボルドー並みのワインにとって良好な土地に なるという見方もある。作付けから生産が可能になるまでには数年がかかるため、新しい試みの生産開始は2019年以降になるが、生産者らは、将来的にAOC(原産地統制銘柄)の認証取得を目指す構えという。