欧州家電の時計遅れの問題が解決

ENTSO-E(欧州電力系統運用者ネットワーク)は4月3日、欧州内の家電の時計に発生していた遅れの問題が解消したと発表した。この遅れは1月半ばから3月初めにかけて観測されたが、原因は時計が同期している欧州電力系統「UCTEグリッド」の平均周波数が、コソボの発電量引き下げによって、49.996 Hzに低下していたことにある。周波数が50Hzを下回ると家電の時計に遅れが生じる。これを是正するために、欧州の電力系統事業者が共同で3月中に系統への電力流入を増やしたことで、平均周波数を50.01Hzに引き上げることに成功した。
ただし、コソボの発電量引き下げの背景には、コソボとセルビアの政治的な対立があり、こちらは未解決のまま。「より長期的な解決に繋がる両国間の調和的協力はまだ交渉中」で、「エネルギーに関する両国当局の長期的合意に向けてENTSO-Eは全ての当事者を支援し続ける」方針だという。