国鉄SNCFのスト、大きな影響

国鉄SNCFで3日に大規模なストが行われた。4日にも継続され、5日朝でひとまず終了する。
経営側によると、スト参加率は33.9%に上る。職種により参加率は異なり、列車の運行に不可欠な職種では、運転士が77%、車掌が69%など、参加率が特に高かった。列車の運行率は、高速鉄道(TGV)で8分の1、ローカル線(TER)で5分の1に留まった。また、ストの余波で自動車の利用が大きく増え、パリ首都圏など大都市圏では数百メートルに上る渋滞が発生した。4日にも3日と同様の運行状況となる見込みで、通勤・通学は極めて厳しい状況が続く。
労組側は、政府が発表した鉄道改革案に反対。「鉄道員」の身分の将来的な廃止などが焦点となっている。政府は改革堅持の方針を示しつつ、SNCFの累積債務の肩代わりについて具体的な内容を示すなどして、改革派の労組の切り崩しを図るものと見られている。労組側は、毎週2日間のストを行うと予告。強硬派労組のCGTは19日に全国規模の抗議行動を行うと予告しているが、こちらについては足並みは揃っていない。
3日にはこのほか、エールフランスでストがストが行われた。賃金引上げを求める全業種統一のストで、25%が欠航になった。労組側は10日と11日に再びストを行うと予告している。これとは別に、全国の大学では、入学先大学の決定方式の改正に反対する抗議行動が展開されており、10ヵ所の大学が封鎖された。これらの一連の抗議行動がマクロン政権を揺るがす動きとなるかが注目される。