マクロン大統領、シリア民主軍(SDF)を支援

マクロン大統領は3月29日、大統領府にシリア民主軍(SDF)の代表者を招いて会談した。大統領府はこの機会に、「イスラム国」対策においてシリア民主軍が果たしている役割を称賛し、フランス政府としてシリア民主軍を支援する姿勢を確認した。大統領はまた、シリア北部アフリンの状況に憂慮の念を表明。その一方で、SDFがトルコのクルド分離主義組織PKKとの間で協力しないと約束していることを歓迎した。
アフリンは、米国の支援を受けたクルド人民防衛隊(YPG)が「イスラム国」から奪回していたが、最近になりトルコ軍が制圧していた。トルコ軍はさらにクルド人勢力を掃討してシリア北部の制圧を広げようとしており、YPGとアラブ系などの連合勢力であるシリア民主軍(SDF)は、拠点であるマンビジへトルコ軍が進攻すると見て警戒している。フランスは今回の会談で、SDFに肩入れする姿勢を示した。
ただ、フランス政府が具体的に何をするつもりなのかは明らかになっていない。また、トルコ政府は予想通り、今回の会談を強く批判。トルコ政府は、テロ組織であるPKKと関係を持つSDFに軍事協力する者は、テロリストの仲間であり、トルコの攻撃目標になると警告。フランス政府は、SDFがPKKとの関係を断つと約束することを条件に、トルコとSDFの間の仲介役を果たすと約束したとされているが、トルコ側はこのような提案に猛反発しており、トルコの動きを抑えるのは難しい。