カルカソンヌ市テロ事件:死亡した憲兵隊員の特別葬

3月23日にカルカソンヌ市とその近郊で発生したテロ事件で死亡した憲兵隊員、アルノー・ベルトラム氏の特別葬が3月28日、パリのアンバリッドで行われた。マクロン大統領が弔辞を述べた。
ベルトラム氏は44才だった。犯人がカルカソンヌ市郊外のスーパーマーケット内に立てこもった際に、女性人質と交換の形で中に入り、数時間後に犯人に刺殺された。ベルトラム氏は英雄として広く称賛されており、マクロン大統領は特別葬を行い、故人の行為を称えることを決めた。
事件については、犯人のラクディムが当局の監視対象(いわゆるSファイルに登録)であったにもかかわらず、事件を防げなかったことが問題視されており、保守野党の共和党と極右FNは揃って、政府の対応が手ぬるいなどと強く批判していた。フィリップ首相は27日、下院での代表質問の機会に、Sファイル登録者の収監を求める声に対して、疑いだけで収監することはできないとしてこれを拒否。過激派の外国人の国外退去処分については、法令の下で必要な限り行っていると説明して、適法性を重視した対応を進める考えを示した。
事件の捜査では、犯人のラクディムの内縁の妻だった女性について、当局は27日、協力容疑で予審開始通告を行い、勾留を継続することを決定した。この女性も「Sファイル」の登録者だった。