カーナビ・アプリに逆効果ありとの研究結果

米バークレー大学の研究者アレクサンダー・バイエン氏によると、渋滞解消を目指すカーナビ・アプリが、逆に渋滞を引き起こしている可能性がある。バイエン氏は、ドライバーのうち20%が同じカーナビ・アプリを利用している場合と、まったくカーナビを利用していない場合に分けて、カルフォルニアの高速道路及び近辺への事故のインパクトのシミュレーションを行ったが、第一のケースでは、ドライバーの多くが高速道路の同じ出口を利用することから新たな渋滞が発生した。その上、高速道路から出た車が利用する道路は、そのような大量の車の通行を想定して設計されておらず、状況がさらに悪化する可能性が大きいという。ただし、バイエン氏は、このような二次的な渋滞により、運転時間全体が増加するかどうかに関しては、まだ分析が為されていないと指摘する。
今後は、このような逆効果が発生しないで済む通行量の上限の計算が課題となる。そのような上限が計算可能であるならば、渋滞が発生しないように様々な経路に車の流れを誘導し得るアプリの作成、あるいはアプリ間通信の道が開かれる可能性がある。