カルカソンヌ市近郊でスーパー立てこもり事件、犯人は射殺(3月23日17時更新)

カルカソンヌ市(仏南西地方)近郊のスーパーマーケットで3月23日朝、「イスラム国」を名乗る男が人質を取って立てこもる事件が発生した。
事件は、カルカソンヌ市から10kmほど離れたトレーブ市(オード県)にある「シュペルU」で発生。11時頃に銃器で武装した男が店内に侵入した。治安部隊が昼過ぎに建物に突入し、犯人は射殺された。16時までの発表によれば、3人が死亡し、3人の負傷者が出た。
犯人はこれより前、カルカソンヌ市内で自動車のドライバー1人を射殺、同乗者1人に重傷を負わせ、自動車を奪い逃走した。次いで、カルカソンヌ市内で、私服でジョギングをしていた機動隊員を狙って自動車から銃を発射し、1人が負傷するという事件を引き起こした。その後、スーパー店内に侵入し、「アッラー・アクバル」と叫んで銃を発射。この時に店員1名と買い物客1名の合計2名が死亡した。人質となった憲兵隊員1人が負傷、また、介入した治安部隊の隊員1人も負傷した。
この事件は当局のテロ担当部署が捜査を開始。「イスラム国」は同日16時頃に犯行声明を発表した。

犯人はモロッコ系25才
犯人のレドゥアン・ラクディムは25才。モロッコ系のフランス人で、カルカソンヌ市内に両親ら家族と共に住んでいた。2016年には麻薬密売で収監された経験があるという。また、一時は過激化を理由に当局の監視対象になったが、当局は過激化の兆候はないと見ていたという。同日午後に現場に入ったコロン内相は、突然に犯行に至ったと言明している。犯人は23日に、朝に妹たちを学校に送り届けた後で犯行に及んだという。当局では背後関係を調べている。