ウーバーの自動運転車の人身事故、波紋が広がる

米ウーバーの自動運転車がフェニックス(米アリゾナ州)で起こした死亡事故の波紋が世界的に広がっている。トヨタは米国及び日本で実施中の公道での試験を中止すると発表した。ボストン市当局は、仏自動車大手PSAと提携するnuTonomy社に対して、フェニックスの事故原因が究明されるまで公道での自動運転車の試験を停止するよう求めた。
フランスでは国内の公道で試験を実施するには国の許可を必要とする。PSAによると、自動運転車による走行距離は15万kmに達し、これまで問題は起きていない。ルノーでは、自動運転車のドライバーはコンピュータ不具合が生じた場合の対応についてトレーニングを受けている点を強調した。自動車部品大手のヴァレオは、自動運転車の重大な不具合の発生率を、「走行10億キロメールにつき1回未満」と設定している。
自動車メーカーは今後、自動運転車への投資を維持するが、公道での試験に更なる注意を払うようになるものと予測される。また当局が自動運転車及び公道での試験に関する条件を厳格化する可能性もある。