サルコジ元大統領が勾留、リビア資金疑惑で取り調べ

ナンテール警察署は20日朝、サルコジ元大統領を勾留の上で取り調べを開始した。元大統領が当選を果たした2007年の大統領選挙の際に、当時のリビアのカダフィ政権から現金が元大統領の陣営に渡った疑いで取り調べを受けている。勾留期限は48時間で、元大統領の勾留は21日朝現在も継続されている。
元大統領は、ビグマリオン事件(2012年の大統領選における不正資金疑惑)と、不正な捜査情報入手事件の2件で追及を受けているが、リビア資金問題で取り調べを受けるのはこれが初めて。この件では、レバノン系の実業家タキエディン氏が、2007年初頭に500万ユーロの現金入りの旅行鞄を、ゲアン氏(後の大統領府長官)とサルコジ氏に渡したと証言しているが、これまではその信ぴょう性を裏付ける材料に欠けていた。今回の勾留決定に当たっては、仏政府とアラブ諸国の仲介役として活躍したアレクサンドル・ジュリ氏の証言が材料になったとする見方もある。同氏は先頃ロンドンで逮捕され、仏当局が身柄引き渡しを請求している。当局は20日には、ゲアン氏からの事情聴取も行ったが、ゲアン氏は欧州議員として不逮捕特権があり、勾留対象とはならず、同日中に帰宅した。