国内の野鳥数が激減

国内の野鳥の数が激減していることを示す調査結果が20日に発表された。国立自然史博物館(MNHN)と国立科学研究センター(CNRS)による共同調査で明らかになった。
調査は、国立自然史博物館(MNHS)が行った協働型の観察プログラムSTOCと、CNRSが450平方キロメートルの観測地区で行っている定点観測の結果を突き合わせる形で行われた。これにより高い確度で傾向を把握することに成功した。これによると、野鳥数は種類により平均で、15年間に33%程度の減少を記録。2008年以降は減少のペースがさらに加速しているという。調査に当たった研究者らはその理由として、欧州共通農政(CAP)による休耕制度の終了などにより、農地の利用が増えて野鳥が住みにくい環境になったことを挙げている。最近の減少加速については、ネオニコチノイド系の農薬の利用により、野鳥が捕食する昆虫類が急減したことが原因である可能性を指摘した。