ケリングに節税疑惑が浮上=メディアパルト報道

仏ニュース専門サイト「メディアパルト」は16日付で、仏ケリング(高級ブランド)の節税対策について報じた。2009年以来で20億ユーロ、2002年以来では25億ユーロに上る課税逃れをしてきたと報じた。
メディアパルトによると、ケリングは、スイスの物流子会社のLGI(ラグジュアリー・グッズ・インターナショナル)に製品を集め、ここから発送と請求書発行を行うする形にして利益が同子会社に集まるようにし、スイス当局から優遇税率(8%)の適用を受けることで、各ブランドが本来なら本国で納めるべき税金を節約してきた。2009年以来で逃れた課税額は、伊グッチで14億ユーロ分、仏サンローランで1億8000万ユーロ分に上るという。なお、同社は2017年以来、イタリア当局の調査対象になっており、去る11月にはグッチ本社などが捜索の対象になっている。
ケリングはこの報道について、スイス子会社が従業員数600人を擁する重要拠点であることを強調。スイス子会社の介在については各国の税務当局が以前から知っており、法律的に一切の問題はないと説明している。