政府、AI開発の「国防イノベーション庁」を設立へ

パルリ軍隊相は16日、「国防イノベーション庁」の設立を予告した。次世代コックピット開発計画(3000万ユーロ)の発表のためにダッソー・アビエーション(戦闘機など製造)の本社を訪問した機会に明らかにした。
国防イノベーション庁は今年中に発足する。人工知能(AI)の軍事利用を目的とする研究開発を推進する主体となる。既存の様々な予算手段を束ねて行使する分を含めて、将来的に年間1億ユーロの予算が確保される。同分野の専門知識を有するスタッフを2022年までに50人採用する計画。対象となる分野は、画像自動認識、電子戦、軍事ロボットの自動操縦技術、サイバーセキュリティ、予測メンテナンス、決定・指揮支援など。軍隊相は、「殺人ロボット」開発への逸脱が起こらないよう特段の注意を払うと約束、決定のプロセスにおいて必ず人間が介在するような体制を確保するとも強調した。国防イノベーション庁は、既存の兵器総局(DGA)とは別組織として設置されるが、軍隊相はこれについて、失敗とリスクを恐れずに柔軟に先進的な研究を進める姿勢が必要であることに鑑みて、別組織にしたと説明している。