極右FN党大会:マリーヌ・ルペン党首を再任、党首は新党名「国民連合」を提案

極右「国民戦線(FN)」は3月10日と11日の両日、リールで党大会を開催した。党規約の改正案を採択し、マリーヌ・ルペン党首を再任した。党首は閉幕の挨拶の中で、新党名として「国民連合(Rassemblement national)」を提案。党名変更は党員投票を経て数週間後に決定される見通し。
FNは1972年に、現党首の父親であるジャンマリー・ルペン氏らが設立。排外主義・反ユダヤ主義の極右政党として勢力を伸ばし、先代の父親の時代から、大統領選の決選投票に進出する(2002年)までに至った。マリーヌ・ルペン現党首は7年前に就任し、FNを「普通の政党」として認知させることを目指す軌道修正を行ったが、父親との対立が深まり、現在では全面対決の様相を呈している。党規約改正では、ジャンマリー・ルペン氏が居座っていた「名誉党首」のポストが廃止され、マリーヌ・ルペン現党首による権限の掌握が完成した。
マリーヌ・ルペン党首は、新党名の「国民連合」について、国家擁護の勢力を幅広く結集し、政権獲得を目指す意志を示すものだと説明。父親が設立したFNの幕引きをして、政局の主導権を握れる政治勢力になる意欲を示した。党首は特に、2019年の欧州議会選に照準を合わせると言明。欧州各国で反欧州のポピュリズム勢力が台頭しているのに勢いを得て、自らも移民排斥の主張を声高に掲げて気勢を上げた。