モンパルナス駅周辺地区、再開発の対象に

パリ市のイダルゴ市長は9日、モンパルナス駅周辺地区9ヘクタールの再開発計画に着手すると発表した。レンヌ通りからモンパルナス駅までの間には高層ビルのモンパルナス・タワーを中心とするブロックがあり、ここにはショッピングモールなどが入居している。全体は1970年代に開発されたもので、時流にそぐわなくなっており、モンパルナス駅の駅舎やモンパルナス・タワーの改修とも連動する形で、地区の一新を図る。3月末に市議会が都市計画案の立案開始を議決する予定で、市とEITMM(モンパルナス・タワーの共同所有組合)が協力して再開発計画案を募集する。「競争的対話」の手続きを通じて2019年初頭に計画案を選定する予定。
モンパルナス・タワーについては、ガラスを多用し、開口部や植物を多く配し、エネルギー効率の改善も実現するという内容の改修案を、EITMMが去る9月に選定している。今回の地区再開発計画では、ショッピングモールを取り壊し、グラウンドレベルに広がる人間的な街並みを回復し、レンヌ通りからモンパルナス駅にかけての見通しをよくするという基本的な考え方に沿って、再整備が進められる。2024年のパリ五輪開催を念頭に置いて、第1期事業は2024年春に完成するようにし、第2期事業は五輪終了後に開始するという形にして、開催中に工事が重ならないように配慮するという。