同居しないカップル、仏成人の8.7%に

仏INED(国立人口研究所)はこの度、同居しないカップルに関する「遠隔家族」調査を発表した。それぞれが住居を持ち、英語では「living apart together(LAT)」などと呼ばれるこうしたカップルは、18-79才のフランス人の8.7%に相当する380万人に上ると推定される。これは、INEDとINSEE(国立統計研究所)による2005年の「家族関係と世代間関係」調査をベースに、「同居はしていないが安定的な恋愛関係にある」人数を算出したもの。ただし、INSEEの「家族と住居」に関する2011年調査では、狭義のカップルの概念を優先して対象をより絞り込んだことで、LATの実践者はフランス人の2.7%、120万人との結果が出ていた。今回の調査を実施した人口学者は、かつては、カップルの定義が明確だったが(結婚して同じ屋根に住む人達)、今や、離婚後も同居を続けたり、共通の住居はあるものの両者の仕事の関係でほとんど同居していないケースなど、カップルの形態が複雑化していることを指摘している。
LAT実践者のうち27%はパリ首都圏、44%は大都市圏に住んでおり、女性については管理職(6%)がワーカー(2%)よりも多いなどの特徴がある。また40歳代や50歳代と違って、特に学生や社会人としての生活を始めたばかりの若者ではLATが比較的普通のカップルの形態であり、LATカップルの6割を35才未満が占める。調査では、多くのLATカップルにとり非同居はあくまでも一時的形態で、子供を持ちたいということであれば、別居から同居に切り替わる可能性があると示唆している。