少女わいせつ事件:裁判所が捜査のやり直しを命令

11才の少女を被害者とするわいせつ行為事件の裁判で、ポントワーズ地裁は13日、検察側に捜査のやり直しを命じた。強姦容疑での起訴が適切かどうかを検討するよう求めた。
2017年4月に発生したこの事件では、28才の男性が、11才の少女を建物内に連れ込んでわいせつな行為をした疑いで起訴された。検察側は、強制や不意打ちなど「強姦」を構成する要因がないと認めて、わいせつ行為での起訴を選択。これに被害者の両親など原告側が異議を唱え、裁判所もこれに配慮する形で、検察側に捜査のやり直しを求めた。わいせつ行為の最高刑は禁固5年だが、強姦だと禁固20年が最高刑となり、裁判も、地裁ではなく重罪院の管轄となる。なお、被告人の男性は別件で逮捕・勾留中となっている。
この事件は、未成年者に対するわいせつ行為を特に唾棄すべき犯罪として糾弾する機運が高まる中で起きたことから、大きく報道されている。政府はこうした事件への対策として、性的同意年齢の設定を盛り込んだ法案を準備しており、その年齢を13才から15才までのどこに設定するかの議論が進められている。この年齢に満たない者には性行為に同意する能力はないとみなし、本人の証言がどのようであっても強姦容疑で訴追を可能にするという趣旨だが、上院はこれに反対、年齢差と判断能力の成熟度により判断をするべきだとの報告書を先頃提出していた。