バカロレアの制度改革案が発表に

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

ブランケル教育相は14日、バカロレア(高校卒業試験)の制度改革案を発表した。試験を簡素化して高校での成績がより大きく反映される形に改める。2021年から施行する予定。
バカロレアは高校卒業時に行われる国家試験で、全国一律の筆記試験を主軸としてきた。合格者は大学入学が認められるという建前になっている。ブランケル教育相は、筆記試験の比重を低めることで、年度末の5月から6月にかけて試験のために全校の機能が麻痺し、受験生以外の授業に支障が出る状況を解消できると説明している。
具体的には、まず、試験の数が5つに減らされる。国語、哲学、生徒が選ぶ専門科目2つ、そして口頭試問の5つとなり、国語の試験は早い時点で行い、専門科目2つは5月に、哲学と口頭試問は6月に行う。口頭試問は新機軸で、持ち時間20分で、生徒が選んだ専門科目をテーマに、わかりやすく正しいフランス語で論拠を挙げて説得する能力を評価する機会となる。これらの試験が全体の評点の60%の比重を占め、残りの40%は高校の成績により評価される。高校の成績では、30%が2年次と3年次に行う内部テスト(担当教員以外が採点)、10%が内申点という配分になる。
また、普通科バカロレアの系統(文学L、経済・社会ES、科学Sの3系統がある)を廃止。この系統制については、科学Sの人気が高く、エリートコースのように見なされているという批判があった。系統制を廃止した上で、必修科目と選択式の専門科目からなるカリキュラムを整備し、ここで選んだ専門科目をバカロレア試験の科目と連動させる形が採用される。なお、高校3年次の名称を現在の「テルミナル(最終学年)」から「マチュリテ(成熟の意)」に改めるとの方針も提案された。