パリ北郊「ヨーロッパシティ」開発プロジェクト、見直し計画案が発表に

パリ北郊のゴネス市(バルドワーズ県)にレジャー地区を整備する「ヨーロッパシティ」のプロジェクトで、見直し後の新計画案が9日に発表された。環境派の反対もあり、承認が得られるよう計画を見直した。
現場はシャルルドゴール空港とルブルジェ空港の間に位置する260ヘクタールの土地で、現在は穀物の耕作地であるこの場所を、ビジネス街やホテル、レジャー施設などからなる新都市に開発することが計画されている。開発主体のアリアージュ・エ・テリトワールには、仏オーシャン(食品小売大手)と中国の万達グループが出資、31億ユーロの投資が予定されている。大パリ圏環状地下鉄の整備計画と連動したプロジェクトで、新設の17番線の最寄り駅を中核として整備事業が進められる予定だったが、こちらが延期される公算が強まったこともあり、着工を急がず、計画案の練り直しを進める方針に切り替えた。
発表された見直し案では、大型の建物の建設を断念し、入口に会議場・見本市会場を置き、あとは8つの建物を分散して配置するという形に改め、環境配慮を強調したコンセプトを打ち出した。水族館、サーカス施設、ホテル5軒、屋内スキー場、テーマパークなどが整備される。ただし、環境派はこの地区の開発自体に反対しており、反対運動は止みそうにない。20日には、開発計画の差し止めを求める行政訴訟の判決が出る予定。