ディーゼル車とガソリン車、コスパ格差が縮小

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仏自動車市場コンサルティング大手ARGUSが2007年から毎年まとめている自動車のPRK(キロメートル当たり原価)指数によると、ガソリン車のコストパフォーマンスがディーゼル車に近づき、ディーゼル車の優位が崩れつつある。PRKは保険、燃料消費、整備・保守、自動車登録証、中古車としての価値など様々な費用を総合的に考慮した自動車のコストパフォーマンス指数で、購入者にとり貴重な判断材料とされている。
新たなPRK調査結果によると、最もコストパフォーマンスが高い車種は「ダチア・サンデロ」で、1年間に1万5000kmを走行した場合の1km当たりコスト(PRK)は0.33ユーロ。2位は「ダチア・ロガン」と「スズキ・セレリオ」でともに0.35ユーロ。4位は「シトロエン・C1」と「ダチア・ダスター」でともに0.37ユーロなどとなっている。ルノーの低価格車子会社であるダチアの健闘ぶりが目立つ。
過去の調査で、PRKは数年にわたり横ばいだったり低下したりしていたが、新たな調査では上昇に転じており、特にディーゼル車のPRKの上昇ペースがガソリン車よりも大きいために、双方の差が縮まり、ディーゼル車のコストパフォーマンスの良さは以前ほど目立たなくなってきたという。例えば「プジョー・308」のディーゼルバージョンのPRKは2017年と比べて0.07ユーロ上昇したが、ガソリンバージョンでは上昇幅は0.03ユーロにとどまった。政府がディーゼル燃料(軽油)に対する優遇税制を見直し、ガソリンとの格差を是正していることが主な理由とみられる。「日産・キャシュカイ」などでは、以前は常にディーゼルバージョンのほうがガソリンバージョンよりPRKが低かったが、今やディーゼル車で0.82ユーロ、ガソリン車で0.79ユーロと関係が逆転している。