パリ市、衛生状況の向上に着手へ

パリ市内の衛生状況に関する報告書が1日、パリ市に提出される。報告書は、保守野党の共和党に所属するベルトゥー市議(5区区長)が中心となりまとめた。現状を厳しく糾弾し、45項目の改善を提案する内容。パリ市議会は5日から7日にかけて、報告書を踏まえて対策を審議する。
パリ市の衛生状況は以前から模範的とは言えなかったが、近年は一段と劣化が目立っている。報告書は、2001年以来、市内の公共スペースは30%近く増え、人の流れも10万人強増えたが、市の清掃事業の予算は同じ期間に11%削減されたと指摘、これが状況の悪化を招いたと主張している。報告書は具体的に、ゴミの不法投棄等の行為に対する摘発強化と罰金の増額、公共スペースの利用状況にあわせた清掃業務の時間帯の工夫、清掃部門の人的資源の効率的な運用などを勧告。装備の増強をあわせて進めるよう求めている。