バカロレア試験制度改革:報告書が政府に提出

マクロン大統領が選挙公約の一つに掲げたバカロレア試験制度改革について、政府の依頼で作成された報告書が24日に提出される。政府はこの報告書を踏まえて、2月中に改革案をまとめる。2021年までに実施される見通し。
バカロレアは高校卒業時に受験する国家試験でフランス独自の制度。バカロレア合格者は大学に進学できる規定になっているが、最近では、人気学部に入学希望者が殺到し、くじ引きで入学者を決めるような状況も出現しており、政府は進学先決定の方式の改革を既に実施、これと並行して試験制度そのものの改革を進める。
報告書は、多すぎる試験科目を減らし、代わって内申点の比重を高めることを提案。また、高校にて30分間の「口頭試問」を行い、グループ研究の成果を発表させるという新機軸の導入を提案した。複数の系列(自然科学系S、文学系Lなど)に分かれているバカロレアの種類も一本化し、その一方で、高校での「専攻」が反映されるような制度に改めることを提案。高校での学習は、1年を半分に分けた半期ごとに進め、主要科目の2つを選び、選択科目を組み合わせるという形で、生徒ごとに自由度を高めるモジュール制に移行する。教員や生徒からは改革に懸念の声も聞かれる。