大物出版人2人が同日に死去

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仏文芸出版界における2人の著名出版人が、奇しくも同じ2日に死去した。
同名の出版社を営むベルナール・ド・ファロワ氏はパリで死去した。91才だった。ド・ファロワ氏は文学の教員として出発、ガリマール書店の許可を得て文豪マルセル・プルースト(1871-1922年)の未公表だった作品2点を1952年から1954年にかけて刊行した。1962年に大手出版社のアシェットに入り、1969年から1975年まで社長職を務めた。メグレ警視シリーズで知られるジョルジュ・シムノンや、人気作家マルセル・パニョルなどと親交があり、多くの作家の作品の出版に貢献。1987年には自らの名前の出版社を設立、最近まで第一線で活躍していた。
同日にはポール・オチャコウスキローラン氏も死去。休暇先のマリーギャラント島(アンティル諸島)で自動車事故のため急死した。73才だった。オチャコウスキローラン氏は1969年から編集者としての道を歩み、1977年に転入したアシェットで、自らの頭文字を冠した叢書「P.O.L」を担当、奇才ジョルジュ・ペレック(1936-1982年)の「人生 使用法」(1978年)などを刊行した。ペレックの没後にアシェットを退社、叢書と同じ名前の出版社を1983年に設立、マリー・ダリューセックなど同時代の作家を世に送り出すなどの貢献があった。2009年以降は映画監督としても活動、自伝的作品2作を残した。