パリ・ミュゼ、2017年に入場者4.15%増

パリ市の下に置かれた美術館運営の公社組織パリ・ミュゼは、2017年に延べ315万人の入場者数を達成した。前年比で4.15%の増加を記録した。
パリ・ミュゼは2012年の設立。14施設を束ねる形で発足した。2017年には、カルナバレ美術館が全面改装のため休館していたが、その中でも入場者数の着実な増加を記録した。特に、プチパレは116万人の入場者数を記録、1967年の開館以来で2番目の数字を達成した。「ツタンカーメンとその時代」展の人気が貢献した。
パリ・ミュゼへの補助金額は、2013年の5800万ユーロに対して、2018年には5300万ユーロにまで削減されるが、メセナの確保や自前の収入確保の努力が奏功し、年間運営予算は8000万ユーロに維持されている。入場料収入は1300万ユーロと、2倍以上に増えた。ミュージアムショップの充実やイベント会場としての貸し出しなどを通じて、収入の多様化も進めている。
設備投資では2020年までに総額1億1000万ユーロの予算を組んでプロジェクトを進めている。予算のうち9000万ユーロは補助金で確保、残りの2000万ユーロはメセナが拠出する。特に、シャネルは500万ユーロ近くをガリエラ美術館(パリ市モード美術館)の展示面積拡張のために拠出した。投資計画の目玉は2016年10月に休館したカルナバレ美術館で、4800万ユーロを投じて改装し、100席のレストラン(昼・夜に営業)も併設される。2020年初頭のリニューアルオープンを予定する。