手荷物預かりサービスの仲介アプリ、普及に期待

手荷物預かりサービスを仲介するアプリが普及し始めている。英仏の数社が欧州市場で争っている。
フランスでは、テロの脅威を背景に、久しく前からコインロッカーのようなサービスはほぼ姿を消した。その一方で、民泊ブームを背景に、預かり手のないスーツケースを抱えて往生する人も増えている。そこに目をつけた起業家らが、ホテルや店舗など手荷物を預かる余力のある業者と、一般の旅行者などの間を取り持つアプリを開発、サービスに乗り出した。フランスでは2016年以降にNannybag(パリ)とHolibag(ルーアン)が発足。英国では、CityStasherが同じ頃から勢力を伸ばしている。料金は24時間で1体当たり6-12ユーロ程度で、プラットフォームが課金し、30-35%程度を手数料として抜いている。Nannybagによれば、ホテルや店舗など業者側は、月額で200-1500ユーロ程度の収入が得られるという。Nannybagは欧州120都市でサービスを提供、欧州最大手を自称する。CityStasherは英国全域をカバー、最近ではパリにも進出、ドイツやイタリアでも展開を進めている。Holibagはフランス、オランダ、ポルトガルの250都市でサービスを提供している。CityStasherは、イベント会場の入場規制が厳しくなっていることに目をつけて、会場近くの商店等の業者の開拓を進めるなど、事業機会の多角化を推進している。