ナント新空港建設計画:調停人報告書が提出に

ナント新国際空港の建設計画に関する調停人報告書が13日、フィリップ首相に提出された。ノートルダムデランド市の新空港建設計画と既存のナント・アトランティック空港の拡張の選択肢を並記し、メリットとデメリットを検討する内容となった。新空港建設を断念する上で、政府に格好の論拠を与える報告書であるともみられている。フィリップ首相は、1月末までに最終決定を下すと約束した。
ナント新国際空港の建設計画は2000年頃からの懸案だが、反対運動の対象となり、実現が遅れている。2009年以降は建設予定地にZAD派と呼ばれる反対運動の活動家らが住み着き、徹底的に抵抗する構えを見せている。政府としては長期化したこの問題を被害なしに解決したいところで、報告書が既存空港の拡張の場合のコスト安のメリットを挙げていることなどを材料として、新空港建設の断念を決める可能性もある。ただ、与党内にも反対派と賛成派の間の対立があり、調整は容易ではない。