サルモネラ菌汚染ミルク事件:販売禁止の対象が広がる

サルモネラ菌に汚染した疑いのある乳児用ミルクの件で、仏政府は12月10日、回収・販売禁止措置の対象を拡大した。問題のミルクは仏ラクタリスのクラオン工場(マイエンヌ県)で製造された。6ヵ月未満の乳児20人がサルモネラ菌による健康障害と考えられる症状を示したことから、12月2日に12ロットの回収・販売禁止が決定された。その後、回収対象の製品以外の同社製品を消費した乳児にも症状が出たことから、政府は新たに608ロットを追加し、620ロットを対象とすることを決めた。対象製品は、Milumel、Picot、カルフールのブランドで販売されている。ラクタリスによると、回収の対象となる製品は7000トン近くに上るが、かなりの部分は既に消費されていると考えられる。
ラクタリスによると、汚染は、クラオン工場の乾燥施設で5月1日から6日にかけて発生したと考えられる。また8月と11月に工場で採取された標本からは、サルモネラ菌が発見されたというが、これは製品自体ではなく、清掃具と床から採取された標本であるという。なお、工場は8日以来、消毒のため閉鎖されている。
回収対象の製品は、アルジェリア、モロッコ、英国、台湾、ルーマニア、ギリシャ、バングラデシュ、中国、ペルー、ジョージア、パキスタンに輸出されている。