死刑廃止のきっかけとなったアンリ受刑者が死亡、64才

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

7才の少年を殺害した犯人のパトリック・アンリ受刑者が12月3日、肺がんのため入院先のリール市の病院で死亡した。64才だった。
アンリ受刑者は1976年、7才の少年を身代金目的で誘拐、殺害。1997年に終身刑判決を受けた。この時、受刑者を弁護したバダンテール氏はこの裁判で死刑廃止を訴える論陣を張り、大々的に世論を喚起した。結局、死刑判決ではなく、終身刑判決を得ることに成功、バダンテール氏はその後、1982年に発足したミッテラン左派政権において法相に就任、同法相の下で死刑が廃止されたという経緯がある。
アンリ受刑者はその後、2001年に仮出所を認められたが、2002年には麻薬密輸入への連座で逮捕され、仮出所を取り消された。今年に入り、肺がんの罹患が発見され、余命がほとんどないことが判明したことから、9月15日に刑罰の執行中断の決定を得て出所。入院先で3日に死去した。