エクトール・ギマール作のメザラ館、期間限定で一般公開

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アールヌーボーの旗手、エクトール・ギマール(1867-1942年)が設計・建設したメザラ館(パリ16区)が12月9日(土)まで、週末に限り一般公開されている。ギマールが設計した特徴的なパリのメトロ入り口は広く知られており、植物的・有機的な曲線の多いその作風はベルエポックの芸術潮流を代表する意匠として名高い。アールヌーボーの建築はベルギー・ブリュッセルをはじめ諸外国に伝播したが、本国フランスではその後のトレンドに押しつぶされる格好で悪趣味とみなされ、ギマールの建築作品も多くが取り壊された。代表作のカステル・ベランジェ(1895-1898年)でさえ、歴史的建造物に指定され保存が決まったのは1992年のことに過ぎない。メザラ館はギマールの唯一の国有建造物で、ギマール作品の保護を訴える民間団体セルクル・ギマールの働きかけにより、期間限定で一般公開がこのほど実現した。団体側はメザラ館を常設のギマール美術館として保存するよう国に要請している。
メザラ館(ジャンドラフォンテーヌ通り60番地)の一般公開は12月9日までの土日のみ、10時から18時まで。入場料は5ユーロ。