エティエンヌ・ダオーの新アルバム

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フレンチポップの巨匠、エティエンヌ・ダオーの新アルバム「ブリッツ」がこのほどリリースされた。ダオーは現在61才、スタジオアルバムの発表は4年ぶりで、これが11作目となる。タイトルの「ブリッツ」は、ナチスドイツのフランス侵攻を特徴づける戦略「ブリッツクリーグ(電撃戦)」を連想させ、英国の欧州連合(EU)離脱やテロ事件などに象徴される不穏な昨今の状況を反映している。重く暗く立ち込める戦争の脅威を歌った「電撃の後」、1940年代を題材にした「不実者の館」など、何やらパトリック・モディアノ風の茫洋とした雰囲気の曲が目立つ。シド・バレットに代表される、1960年代から1970年にかけてのサイケデリック・ロックの語法の引用も多数見受けられ、円熟味を感じさせる仕上がりとなった。