ボージョレ・ヌーボー、フランスで人気低下

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仏ボージョレ地方(ローヌ県)で生産される赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が例年通りに11月の第3木曜日(今年は16日)に解禁された。ボージョレ・ヌーボーの販売解禁は日本をはじめとして国際的に祝われているイベントだが、17日付のルパリジアン紙によると、フランスではボージョレ・ヌーボーの人気が年々低下している。ボージョレ ・ワインの業界団体Inter-Beaujolaisによると、2004年に49万3700ヘクトリットルに達したボージョレ・ヌーボーの販売量は2016年には18万8400ヘクトリットルへと60%強も減少した。
飲酒運転に対する取り締まりが強化されたこともあり、昔のように企業が従業員を集めて簡単な飲み会を開くというような風習がすたれたことが一因とされるが、質の低下が消費者離れの最大の原因とみられている。ボージョレ・ヌーボーの解禁は1950年代に始まり、1980年代にブームを迎えて販売量が急増したが、それに伴い品質も一気に低下した。ただし近年は生産者も質の改善に努めており、今年は天候に恵まれたこともあって、当たり年だと専門家は評価している。
ルパリジアン紙が行った街頭インタビューでは、20代の回答者がいずれも、家族や親はともかく、自分は解禁日すら知らなかったと関心の薄さを認めたうえで、今後も維持すべきフランスの伝統だとしているのが注目される。