欧州委の秋季経済見通し:経済成長の本格化を予測

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someoneBuffer this page

欧州委員会は9日、秋季の経済見通しを公表した。ユーロ圏と欧州連合(EU)の経済成長が本格化すると予測した。
これによると、ユーロ圏の経済成長率は、2017年に2.2%、2018年に2.1%、2019年に1.9%とかなり高めで推移する。EUの経済成長率は、2017年に2.3%、2018年に2.1%、2019年に1.9%と予想した。ユーロ圏の失業率は、2018年に8.5%、2019年に7.9%と、記録的に低い水準まで下がる。特にドイツが2019年に3.2%まで下がり、全体の数字を押し下げる役割を果たす。財政赤字の対GDP比は、ユーロ圏で2017年に1.1%、2018年に0.9%、2019年に0.8%まで下がり、これは前例のない低水準となる。欧州委はその一方で、問題点として、賃金の上昇が鈍い点と、ユーロ圏における賃金格差の解消が遅れている点を指摘。また、公的債務残高の対GDP比がユーロ圏で87.2%(2018年)と高めで推移を続ける点も問題視した。
フランスについては、経済成長率が2017年に1.6%、2018年に1.7%、2019年に1.6%と予想、仏政府の公式予測(2017年に1.8%)より慎重な予測を示した。財政赤字の対GDP比も、2017年と2018年に2.9%、2019年に3%と、経済成長予測が慎重な分、仏政府の予測に比べて改善が遅れるとの見方を示した。