フランスとスイスで過激派10人が逮捕

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フランスとスイスの警察は11月7日、テロ行為を計画していた容疑などでイスラム過激派とみられる10人の被疑者を逮捕した。男性が9人、女性が1人で、年齢は18才から65才まで。今夏に仏バルドマルヌ県で刃物によるテロ襲撃を計画していたと思しき未成年者(13才の男子)が逮捕され、警察はこれとの関連で、SNSなどで過激なメッセージを交換していた10人の人物を突き止め、両国の複数の地域で一斉に逮捕した。これらの過激分子の指導者的存在とみられるのが、28才のスイス人イマームで、フランスとの国境近くに居住し、Telegram Messengerのようなインスタントメッセージシステムを利用して、フランスの過激分子と連絡を取り合っていた模様。
一方、2015年1月にイスラム過激派によるテロ襲撃で多数の死傷者を出した仏風刺週刊誌シャルリー・エブドにたいして、インターネット上で再び殺害予告などの脅迫メッセージが寄せられており、新たなテロ襲撃の可能性も危惧されている。7日下院での質疑応答で、フィリップ首相は風刺も含めた表現の自由を断固として擁護する姿勢を確認し、同誌編集部への保護措置をすでに講じていると明かすとともに、脅迫行為の犯人を追求して処罰する方針を明確にした。同誌は、フランス人女性2人からセクハラ疑惑で訴えられているイスラム教研究者ラマダン英オックスフォード大学教授の風刺画や、かねてよりラマダン氏とイスラム教徒を擁護してきた著名ジャーナリストのプレネル氏(ニュース専門サイト「メディアパルト」創設者)の風刺画などを掲載し、これがイスラム教徒の反発を招いている模様。ラマダン氏はスイス人で、ジュネーブの学校で教えていた時期(1984-2004)には未成年者を含む女生徒数人と性関係を持ったとの報道もでているが、同氏は潔白を主張している。なお、オックスフォード大学は7日、同氏を無期限で休職扱いにすることを決めた。