ボルドー市長、反パリっ子戦線を訴え

仏ボルドー市では、数日前から「パリの連中はさっさと自分の家に帰れ(Parisien, rentre chez toi)」というスローガンが街角に大量に貼られるという事態が発生、ボルドーのジュペ市長(元首相)は10月24日、怒りを露わにし、「極左の小グループの仕業だ」との見方を明らかにすると共に訴えを起こした。これに対し、ボルドー在住の弁護士バンサン・プーダンパ氏は、「ボルドーをパリ気取りから解放する戦線」(同氏と同氏の友人2人がメンバーで、政治的背景はないという)の創設者にして、スローガンの発案者の一人だと名乗った上で、「ジュペ首相の反応は行きすぎだ。スローガンは、酒の上での冗談から始まったものに過ぎない」と説明している。同氏によると、かれらが「戦線」を結成したのは、7月にパリとボルドーがTGVで2時間で結ばれたことを祝うジュペ首相の祝賀状(ボルドーの上に、エッフェル塔が乗っかるという構図だったという)を受け取ったからだという。プーダンパ氏は、ボルドーがパリに従属する形になるのは許せないと言明、彼らの行動は、ボルドー市民に拡がりつつある不満を反映したものに過ぎないとも主張している。
ちなみに、TGVの全面開通を見越して、ボルドーの人口は、4-5年前から毎年1万2000人程度増加しており、不動産価格は、2006年以来で57%、過去1年で12%上昇している。