俳優のジャン・ロシュフォールさんが死去

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人気俳優のジャン・ロシュフォールさんが9日未明、パリで亡くなった。87才だった。
ロシュフォールさんは1930年生まれ。若い頃から俳優を志し、パリのコンセルバトワールではジャンポール・ベルモンドやフィリップ・ノワレなど、後の名優らと同級だった。1950年代から舞台俳優としてパリのグルニエ・ユスノー劇場などを足場に活躍。1970年代には大衆映画に活躍の場を移し、グルニエ・ユスノー劇場時代の盟友だったイブ・ロベール監督の連作「象はやたらと浮気する」(1976年)と「みんな天国へ行く」(1978年)では(いずれも日本未公開)、内面に弱さと不安を抱えつつ、体裁を取り繕う社会的な成功を収めた中年紳士をコミカルに演じ、不動の人気を得ると共に、トレードマークのひげも定着した。ジャンポール・ベルモンドと共演のドブロカ監督作品「大盗賊(Cartouche)」で覚えた乗馬は彼の趣味となり、馬術競技用の馬の飼育・調教や競技でも活躍、五輪中継の解説を務めたこともある。斜に構えて力を抜いた演技ができる優雅さを備えた、フランスにはむしろ珍しいタイプの俳優だった。